東アジア地中海経済圏

著者名
小川雄平
価格
定価 3,360円 (内消費税 160円)
ISBN
978-4-87378-918-7
仕様
A5判 並製 240頁 C3033
発行年
2006年8月

内容紹介

「地方分権」と「少子高齢化」が避けられなくなったいま現在,「地方」が生き残るみち途は何か?それは,「中央」に擦り寄らず,地方相互間の交流を活発化させて東アジアとの連携強化を図るみち途である。かつて「環黄海経済圏」を提唱した著者が,海洋汚染の防除と物流・エネルギー共同体形成の視座から,日本海・黄海・東シナ海を統合した海域に「東アジア地中海経済圏」を構想する。本書はその全体像を平易に説き,東アジア新時代の行く手を示す。

目次

第1章 中・韓経済交流の回顧
  共産圏市場・中東市場の消長/対中間接貿易の発展/対中経済交
  流の展開
第2章 「環黄海経済圏」の形成
  直接取引移行のための条件整備/香港経由間接貿易の急増と限界
  /日本経由間接貿易と事実上の直接取引/韓国の対中経済交流と
  「西海岸地域開発基本構想」/「環黄海経済圏」の形成
第3章 中・韓経済交流の現段階
      ――韓国西海岸地域のインフラ整備と対中経済交流――  

  進むインフラストラクチャーの整備/精油会社の動静/仁川企業
  の対中経済交流
第4章 日本経済の構造変化と「東アジア経済圏」
  日本経済の構造変化と国際分業の再編/「東アジア経済圏」の内
  実/外資依存型工業化と通貨危機
第5章 地方の国際化と「地方間経済交流」
  オールタナティブとしての「地方間経済交流」/地方の国際化:
  北部九州・山口地域の取り組み
第6章 「地方間経済交流」の進展と「東アジア地中海経済圏」
  「日韓海峡経済圏」・「環黄海経済圏」・「環日本海経済圏」/
  「東アジア地中海経済圏」の形成
第7章 規制緩和と「地方版自由貿易協定」
  急増する自由貿易協定/日韓自由貿易協定と農水産物保護/日韓
  自由貿易協定と貿易不均衡/「地方版自由貿易協定」の具体像
第8章  「東アジア地中海経済圏」と物流・エネルギー共同体
  「ユーラシア・ランドブリッジ」の再興と「物流共同体」の形成
  /ロシア極東産天然ガスをめぐる「エネルギー共同体」の形成
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