家族の起源〔増補版〕エンゲルス『家族,私有財産および国家の起源』と現代民族学

著者名
江守五夫
価格
定価 3,990円 (内消費税 190円)
ISBN
978-4-87378-821-0
仕様
A5判 並製 380頁 C3036
発行年
2004年4月

内容紹介

エンゲルスの古典を現代民族学から検証し,その再構築を期す。共同体を視野に入れた著者独自の比較家族史学の成果。増補版では,アメリカの人類学者マーヴィン・ハリスの理論を参照し,「女子労働の発展と家父長制の止揚」の命題を掲げ,混乱せる現代家族の状況を分析する。

目次

  第一篇 家族史研究と《種の繁殖》の命題
序 章 《種の繁殖》の命題に関する問題点
第一章 家族史研究と史的唯物論
       青山・玉城論争を中心として  
第二章 いわゆる《種の繁殖》の命題と史的唯物論
       玉城肇教授の反批判論文への再批判  
第三章 近親姦禁忌の発生に関するモルガン=エンゲルス理論とその批判
  第二篇 エンゲルスの『家族起源論』と現代民族学
第一章 『家族起源論』の体系と《家族》の起源
第二章 原始乱交=集団婚説の批判的検討
第三章 母系制の物質的基礎と一夫一婦制の形成過程
第四章 原始血縁共同体の親族構造
  第三篇 補  論
第一章 原始共同体に関する論争
       B.マリノウスキー対R.ブリフォールト  
第二章 近世自然法論と民族学
       動物社会学的家族起源論  
第三章 植民地支配のイデオロギーとしての国家最高地主説の展開
       英蘭両国のインドネシア支配を中心として  
  第四篇 増補版 補論
第一章 女子労働の発展と家父長制の止揚
       エンゲルスの『家族起源論』の現代的意義  
第二章 原始共同体の社会規範と《家と屋敷地》

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