中国のエネルギー構造と課題石炭に依存する経済成長

シリーズ名
九大アジア叢書9
著者名
楊 慶敏・三輪宗弘
価格
定価 1,050円 (内消費税 50円)
ISBN
978-4-87378-945-3
仕様
新書判 並製 204頁 C1333
発行年
2007年10月

内容紹介

中国は世界最大の石炭の埋蔵量と産出量を誇っており,現在でも消費エネルギーの大半を石炭に依存している。本書は新中国成立以降の石炭産業の歴史を概説し,近年の改革開放政策下での石炭産業の実態を解明するものである。特に現在の成長経済における政府の石炭政策と石炭産業構造の関係を分析するとともに,国有重点炭鉱と中小の郷鎮炭鉱の比較を通して中国石炭産業の問題点に迫る。また最近の中国のエネルギー事情全般についても一章を設けており,これからの中国の資源エネルギー問題を知るうえで好個の書である。

目次

 はじめに
序 章
第一章 中国における石炭産業の位置づけ
    1 中国ではどれくらい石炭が使われているのか?
    2 世界の主要産炭国との比較
    3 なぜ石炭に依存した構造になっているのか?
    4 中国の石炭の種類と特徴
第二章 改革開放期までの石炭産業
    1 回復期(一九四九―一九五二年)
    2 第一次五ヵ年計画期(一九五三―一九五七年)
    3 大躍進と調整期(一九五八―一九六五年)
    4 「大三線」建設と文化大革命(一九五九―一九七六年)
    5 改革直前の石炭産業の「洋躍進」(一九七六?一九七九年)
第三章 石炭産業の産業構造とその問題点
    1 石炭はどのような企業で生産されているか
    2 石炭産業の産業構造
    3 石炭産業における問題点
    4 石炭産業の構造改革
    5 残された課題
第四章 石炭価格の決定プロセスと市場化
    1 石炭価格の構成
    2 石炭価格の問題点
    3 石炭価格に影響する要因
    4 石炭価格の市場化への転換と今後の課題
    5 まとめ
第五章 石炭輸送能力と流通問題
    1 地域間の石炭移出入とその特徴
    2 石炭輸送の主要ルート
    3 輸送手段別石炭輸送
    4 鉄道輸送能力の不足
    5 輸送能力不足による影響
    6 今後の課題
第六章 石炭産業はいかに資金を調達してきたか
    1 資金調達の現状
    2 資金源別にみた資金調達
    3 石炭企業の資金不足による影響
    4 まとめ
第七章 中国のエネルギーと石油需要の拡大
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