山間地域の崩壊と存続

シリーズ名
地域公共圏の構想1
著者名
山中 進・上野眞也 編著
価格
定価 3,150円 (内消費税 150円)
ISBN
978-4-87378-873-9
仕様
A5判 上製 250頁 C3336
発行年
2005年7月

内容紹介

いま,山間地の多くの集落が消滅の危機にある。本書は,暮らしの支えをなくした人々が村を去り,ついには住民が居なくなろうとしている山村の実態を明らかにし,持続可能な地域社会をどう形成していくかを,実証的なアプローチにより論じた地域政策研究の書である。

目次

        第I部 山間地域の危機
第1章 産業構造の変動と地域産業の消失..................山中 進
  芦北町農業の現況/山間地集落の産業と暮らしの変化/高齢者農
  業の実態/結びにかえて――都市との交流・共生に向けた小さな
  取り組み――  
第2章 家族構成の変化と高齢化世帯の課題...............山中 進
  芦北町の人口推移と大岩2・吉尾・上原地区の現況/大岩2・吉
  尾・上原地区における住民の移動と過疎化・高齢化
第3章 農業集落消失の危機と存続の条件..................上野眞也
  集落人口構造の危機/集落存続の条件/地域類型別集落の存続構
  造/持続可能な集落政策
第4章 持続可能な地域をつくる政策........................上野眞也
      ――ソーシャルキャピタルの視点から――  
  ソーシャルキャピタル概念と政策化/農業集落のソーシャルキャ
  ピタル分析/ソーシャルキャピタルの構造とその変動要因/地域
  政策ツールとしてのソーシャルキャピタルの可能性
        第II部 潜在的な地域資源
第5章 地域資源としての農林産物...........................山中 進
      ――熊本県と葦北郡を事例に――  
 
 明治前期における熊本県の重要産物について/「農事調査」にみ
  る熊本県と葦北郡の主要農産物とその動向/「町村是」の時期の
  主要農産物/『吉尾村誌』・『大野村誌』にみる主要産物
第6章 地名の記憶................................................本田佳奈
     ――球磨川流域の資源と林産業――  
  上原地区/吉尾地区/大岩地区
     第III部 持続可能な地域づくりへの挑戦
第7章 行政と大学の新しい協働..............................田村真一
     ――水俣・芦北地域振興を事例として――  
 
 地域づくり政策の挑戦と限界/県と熊本大学との研究連携/県と
  大学,市町村,住民との協働
第8章 共同性の再構築..........................................岩岡中正
     ――周縁からの価値転換――  
  周縁の思想関係の復権/共同性の再構築作為から存在へ
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