台湾の原住民と国家公園

著者名
陳 元陽
価格
定価 3,570円 (内消費税 170円)
ISBN
978-4-87378-593-6
仕様
A5判 並製 202頁 C3061
発行年
1999年

内容紹介

 台湾の国家公園(日本の国立公園に相当)は,形式的な所有権・利用権を主張して政策を展開しようとする台湾政府と,歴史的実態をもとに対処しようとする原住民族という対立の中にある。
 本書は,このような原住民,国有林および国家公園をめぐる3者の対立,矛盾関係を土地所有制度や林産物利用に着目して詳細な歴史的分析を行い,更に原住民に対するアンケート調査等による社会学的解明を行って,今後のあり方を検討・提言したものである。 

目次

序  文(堺 正紘)
第1章 序  論
 はじめに/研究目的/作業仮説と研究方法
第2章 台湾原住民の概要――原住民の社会問題およびその形成の原因
 はじめに/原住民到来の歴史と分布/原住民の生活文化/外来民族による原住
 民対策の展開/原住民の社会運動/原住民問題の所在
第3章 台湾の林野制度が及ぽした原住民への影響
 はじめに/台湾開拓の経緯――土地所有権の形成過程――/林野制度の変遷と
 林業経営の実施/原住民の林野利用/林野制度が原住民に及ぼした影響
第4章 国家公園の設立が及ぼした原住民への影響
 はじめに/国家(立)公園の概要と設立経緯/国家公園の経営と管理実態/蘭
 嶼国家公園の設立失敗から見た台湾国家公園政策の問題点/国家公園をめぐる諸問題
第5章 原住民の国家公園に対する意識
 はじめに/玉山国家公園内の東埔村第一隣/太魯閣国家公園内の大同集落/国
 家公園の原住民対策問題
第6章 総合考察
 原住民問題/21世紀の国家公園行政のあり方
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