生命の倫理その規範を動かすもの

著者名
山崎喜代子 編
価格
定価 2,940円 (内消費税 140円)
ISBN
978-4-87378-824-1
仕様
A5判 並製 328頁 C3012
発行年
2004年4月

内容紹介

ヒトゲノム解読計画が完了し,本格的なゲノム科学の時代を迎えている今日、これまでの生命倫理学規範である権利概念の限界も含めて,生命倫理学の構造的見直しが求められていると思われる。本著はこの間,応用的レベルを中心に展開されてきた生命倫理学の展開をふまえて、原理的規範的検討を試みようとするものである。また、独、米、日本国の優生学の歴史的分析も加え、時代の政治的経済的動機によって翻弄されてきた生命倫理規範を見つめるものである。

 

目次

      第一部 生命倫理規範をさぐる
第一章 科学/技術と人間の行方 ........................ 井口正俊
       生命と倫理の結合の可能性を考える  
第二章 生物学の展開と生命倫理 ..................... 山崎喜代子
第三章 生命倫理の方向性を求めて ..................... 天野 有
       神学的倫理学からの予備的考察  
     第二部 生命倫理がたぐる社会政策
第四章 生命倫理における直観と論理 .................. 高橋文彦
       ヘアによる人工妊娠中絶問題への
        「黄金律論法」の適用とその問題点  
第五章 生命倫理と権利概念 .............................. 伊佐智子
       妊娠中絶の問題を手がかりに  
第六章 共に生きるということ ........................... 中山茂樹
       生命倫理政策と立憲主義  
第七章 生命倫理の社会政策原理 ........................ 毛利康俊
       ルーマン派システム論の視点  
 第三部 生命倫理学成立前夜    優生学の慢心と暴走
第八章 よい血統の者と生まれなかったほうがよかった者
      ............................................. K.J.シャフナー
       米国優生政策の歴史  
第九章 ナチス優生政策とキリスト教会 ............... 河島幸夫
       遺伝病子孫予防法(断種法)への対応  
第十章 近代日本の優生思想と国家保健政策 ......... 中馬充子


 

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