人文科学文学
『パンセ』における声
- 定価 2,310円 (内消費税 110円)
パスカルが『護教論』において直面した説得という最大の問題を解明するために,その独特の手法である内的読者の析出から始めて,ついには彼のモノロジックな文章観の破綻,他者の声の解放にいたる言説生成のプロセスをたどる。
シェイクスピア熟年期の七悲劇
- 〔品 切〕
シェイクスピア円熟期の四大悲劇にローマ史劇の三悲劇を加えた七つの悲劇を年代順に取りあげ,各作品のソース,及び時代背景の特徴を解説し,更に人間存在の崇高性に注目して,人間のアイデンティティーの問題を中心に悲劇の核心に迫る。
ロバート・フロストの世界
- 定価 2,100円 (内消費税 100円)
人間存在の現実を鋭い現代感覚で捉え,生存の否定的側面を見すえた後に到達した肯定によって,独特のリリシズムの世界を造り上げている詩人フロストの強靱な詩作態度の根底に存在する宗教的世界観に注目して,フロストの詩の世界への案内を試みる。
伊勢物語・大和物語
- 定価 10,500円 (内消費税 500円)
各段の発想の基底を捉え,登場人物の微妙な心の動きを追い詰めることによって作品の本質に迫る。常に古来の注釈書にくまなく目を通し,慎重な手続きのもとに,学界に目覚ましく有効な一石を投じる。
坪内逍遥研究
- 定価 8,925円 (内消費税 425円)
先駆者の使命に燃える逍遥は,文学に関する基本的で本質的な課題をほとんど検討している。本書は逍遥の初期約10年間の文学的営為の試論と考証であり,逍遥及び明治草創期文学の研究史に新たな地平を拓く。
英米文学概観
- 定価 1,890円 (内消費税 90円)
本書は,ピューリタニズムを中心に,英文学と米文学の流れを詳細・平明に解説したもので,英米文学の絶好の水先案内書である。各時代の代表的作家の精神に深く触れ,時代思潮を鮮明に,立体的に展開する。
近代の短編小説・大正篇
- 定価 2,310円 (内消費税 110円)
文学史上,大正文学の規定には諸説があるが,本書では大正期以降に主に活躍した作家10名を選び,それらの作家の代表的な短編ないしは問題作を1篇選び出し,その成立年代順に並べて全体を構成。作品は全文掲載の形で取りあげ,作家略歴,関係資料,解説等を付す。
近代の短編小説・明治篇
- 〔品 切〕
明治文学といわれるものの中から,代表的な作家10名をまず選び,それらの作家の代表的な短編ないしは問題作を1篇選び出し,それらを成立年代順に並べて全体を構成。作品は全文掲載の形で取りあげ,作家略歴,関係資料,解説等を付す。
幽斎本 新古今集聞書
- 定価 6,825円 (内消費税 325円)
東常縁の原撰本「新古今集聞書」は新古今集の最初の本格的な注釈書である。本書は,幽斎自筆と認定される唯一の証本ともいうべき黒田家旧蔵の新出本を底本として校異を掲出し,現時点で望みうる最良・最高の本文を提供した注目の労作である。
