「青年の国」ドイツとトーマス・マン20世紀初頭のドイツにおける男性同盟と同性愛

著者名
福元圭太
価格
定価 5,670円 (内消費税 270円)
ISBN
978-4-87378-889-0
仕様
A5判 上製 386頁 C3098
発行年
2005年12月
その他
第4回日本独文学会賞受賞

内容紹介

本書は,19世紀末ドイツに生成した「ドイツ青年運動」ならびに当時の思想書や政治的テクスト,また文学テクストを分析の対象とし,「男性同盟と同性愛」を縦軸に,「文学と政治」を横軸に据えて,「エロスと政治と文学」の特殊ドイツ的ありかたを解明しようとするものである。忘れられた思想家,ハンス・ブリューアーのほか,この時代のドイツにおける「エロスと文学と政治」のディスクルスが一身に交差する「青年神話」とトーマス・マンが俎上に載せられる。

目次

 第一部 「ドイツ青年運動」と文学
第一章 「ドイツ青年運動」――高貴と野蛮の縮図
第二章 研究史と問題点
第三章 文化批判
第四章 学童悲劇
第五章 ヴァンダーフォーゲルと文学
第六章 表現主義演劇と青年
 第二部 トーマス・マンとハンス・ブリューアー
第一章 トーマス・マン――ホモエローティク―― 政治
第二章 ハンス・ブリューアーとその周辺
第三章 ホモセクシュアリティの理論
第四章 男性同盟の精神からの国家の誕生
第五章 ハンス・ブリューアーを読むトーマス・マン
第六章 『考察』から「共和国論」へ
第七章 エロスの共和国
第八章 「ドイツ青年運動」と『ファウストゥス博士』
 第三部 同性愛と政治のディスクルス
第一章 男性同盟とホモソーシャリティ
第二章 「女性的なるもの」の位相
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