人文科学語学
Case Marking and Verb Morphology in Early Syntactic Development
- 定価 7,770円 (内消費税 370円)
本書は,英語における格体系の獲得の初期発達段階にある子供の観察を通して,非主格主語の現象を動詞の屈折形態の発達と関連づけて分析するものである。発話の詳細な分析の結果,主語の位置で用いられる主格,属格,対格の形態をもつ代名詞の振る舞いは,規則性をもっており,大人の文法で見られるのと同じ素性照合のメカニズムによって認可されると主張する。この非主格主語の現象は,代名詞や動詞の形態変化が豊ではないという英語の特性に起因すると論じ,このことを示すことによって,主語として用いられる主格,非主格形態の代名詞...
Negative Constructions in Middle English
- 定価 7,350円 (内消費税 350円)
いわゆる中英語の時代に英語は大きく変容した。中英語期は,ゲルマン語の特徴を少しずつ失いながら,言語の仕組みを再編成して,近代英語への橋渡しをする時代である。否定構文についても,古英語から受け継いだneが衰退し,一方でnotが確立する重要な時期にあたる。本書は,否定構文の発達を中心に,中英語の多様性と英語史における意義を考察する。
形式語の研究
- 定価 2,940円 (内消費税 140円)
内容語が機能語に変化するとき,意味はどう変化するのか。筆者は,具体から抽象に変化する抽象化,もとの意味の一部が抽出される抽出化,もとの意味が失われる意味の希薄化の三つを明確に提示する。さらに,抽象度を表す証拠(可能性,可視性,触知性),抽象化のメカニズム(「もの」が「空間」に,「空間」が「時間」「こと」「質」になる)など,筆者独自の新たなる発見が随所にちりばめられた,珠玉の書である。
マルチメディア時代のドイツ語教育
- 定価 4,200円 (内消費税 200円)
本書では,現状のドイツ語教育の問題点の分析から出発し,九州大学での授業実践の紹介,ドイツ語CD-ROM教材の比較・分析などを通して,マルチメディアを利用したドイツ語教育の可能性と問題点を検証する。また,ドイツ語教育の将来に向けて,新しいカリキュラムや外国語教育担当教員養成のための大学院構想を含めて提案する。
コミュニケーションの諸相
- 定価 2,520円 (内消費税 120円)
本書は,コミュニケーションについて、三つの観点から論じている。先ず,聞き手の解釈の仕組みについて,『関連性理論』を概説。「時の概念」・「広告者の意図」の解釈の仕組みを検証し,問題点を論じた。次に,聞き手に解釈の手懸かりを提供する発話のイントネーションの機能について解説し,第二言語学習者用の英語・米語を資料として,その基本的機能の研究を行った。最後に,男女間のコミュニケーションには,性差のあることばの使用があるが,内省的・実証的研究の概観によって,男女共同参画社会の「女性語」は,数多いコミュニケ...
古英語のケニング
- 定価 12,600円(内消費税 600円)
本書は,古英詩のケニング(隠喩的婉曲表現)を本格的に徹底して論じた古典的名著の待望の完訳である。膨大な量の用例を通して,アングロサクソンが自然や事物や人に対して懐いたイメージの広がりや特徴を垣間見ることができる。
ドイツ語における音韻過程
- 定価 6,300円 (内消費税 300円)
本書は,生成音韻論に属する語彙音韻論,不完全指定および素性ジオメトリー(素性階層)を中心として現代ドイツ語の音韻過程を理論的に考察したものであり,音韻論一般に興味を持つ人々にとっての入門書的役割をも果たすことができる。
英語学論考
- 定価 3,675円 (内消費税 175円)
本書は,長年英語科で研究・教育に携わってきた著者が英語史,英語音声学,英語音声教育,英語教育の4分野に関してまとめたものである。たとえば英語の破裂音の特徴を音声学的に分析し,それを音声教育やテストに活かす具体例を豊富に示している。
英語の動詞[新訂版]
- 定価 3,360円 (内消費税 160円)
本書は,英語動詞の形とこころを考察する一つの試みである。個々の文法形式および助動詞に,一つあるいは互いに関連した一連の意味を与え,現実の場でその意味がどのように変容するかを解明するのが,本書のねらいである。
Processing Empty Subjects in Japanese
- 定価 5,775円 (内消費税 275円)
日本語では主語が省略されるとか,そもそも,主語は存在しないとか言われることがある。表面には現れない,このような「空主語」の理解に関する理論言語学上の議論と心理言語学的な実験成果を盛り込んだ貴重な研究書。
