人文科学

中世前期北西スラヴ人の定住と社会

中世前期北西スラヴ人の定住と社会

市原宏一
定価 4,725円 (内消費税 225円)
本書はドイツ人東方植民以前のバルト海南岸における初期社会の形成を扱った研究書である。文献史料と,ドイツ,ポーランド,スカンディナヴィアの考古学研究の成果を総合的に検討し,近隣勢力との交流が侯家門あるいは祭司支配など,この北西スラヴ社会の地域的個性化に重要な影響を与えていたことを明らかにした。
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ヴェストファーレン条約と神聖ローマ帝国

ヴェストファーレン条約と神聖ローマ帝国

伊藤宏二
定価 3,990円 (内消費税 190円)
我国では,「神聖ローマ帝国の死亡証明書」として知名度は高くとも,その実態はほとんど知られてこなかったヴェストファーレン条約。しかし,近世ドイツ国制史研究の進展と条約締結350周年を契機として,両者の関係は現在大きく見直されつつある。本書はそうした最新の研究動向を踏まえながら,条約当事者たるスウェーデンと皇帝との関係に焦点を定め,条約の成立過程からその後の展開を明らかにすることで,条約と帝国の関係及びその歴史的意義をヨーロッパ近世の政治文化の中に位置付ける試みである。
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「青年の国」ドイツとトーマス・マン

「青年の国」ドイツとトーマス・マン

福元圭太
定価 5,670円 (内消費税 270円)
本書は,19世紀末ドイツに生成した「ドイツ青年運動」ならびに当時の思想書や政治的テクスト,また文学テクストを分析の対象とし,「男性同盟と同性愛」を縦軸に,「文学と政治」を横軸に据えて,「エロスと政治と文学」の特殊ドイツ的ありかたを解明しようとするものである。忘れられた思想家,ハンス・ブリューアーのほか,この時代のドイツにおける「エロスと文学と政治」のディスクルスが一身に交差する「青年神話」とトーマス・マンが俎上に載せられる。
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Functions and structure of Amae

Functions and structure of Amae

加藤和生
定価 6,720円 (内消費税 320円)
本書は,「甘え」に関して実証心理学(特に,社会的認知論,文化心理学)の観点から理論的・実証的に解明した最初の書である。「甘え」の理論的分析,そして「甘えとは何か」,その良い面と悪い面,対人相互作用過程などの質的分析を通して,その構造と機能を明らかにする。その結果として,甘え行動・交流の関係論的プロセス・モデルを提案する。更に,「甘え」の文化比較を実証的に研究するための方法の一つのあり方を提示する。
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ことばの標

ことばの標

大津隆広・西岡宣明・松瀬憲司 編
定価 3,675円 (内消費税 175円)
本書は,2003年に41歳の若さで逝去した島根大学法文学部助教授,故平井昭徳氏に対して,親交の深かった同世代の研究者14名が捧げた本格的論文集である。英語学の語用論,統語論,意味論,英語史研究のみならず,イギリス文学,アメリカ文学といった幅広い分野をカバーした意欲的な力作揃いであり,平井論文1本を含む計15本から成る。言語,文学に興味をもつ多くの研究者や大学院生にとって有益な1冊となるであろう。
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ジャン・パウル中短編集1

ジャン・パウル中短編集1

ジャン・パウル/恒吉法海 訳
定価 8,925円 (内消費税 425円)
「ABCの本」を出版して著名になったフィーベルは,仲間にそそのかされて自らの自伝工房を設立し,自伝を出版するが,晩年は謙虚に過ごす。制度としての文学のパロディと読める『フィーベルの生涯』。愛しき魂の死後の行方を問いかける『カンパンの谷』,及び「十戒の版画」に或る人物の宮廷での出世を強引に読み込む教理問答のパロディ。その他自らの生涯を予告する『推定伝記』等を収録。「ABCの本」や「十戒の版画」は当時の教育資料である。
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ゲーテと異文化

ゲーテと異文化

坂田正治
定価 3,360円 (内消費税 160円)
ギリシア,ローマからオリエント,インドへ,地上から楽園へ,人間界から神々の世界へ,ゲーテの想像力は自在に世界を駆け巡る。果てしないゲーテの詩的宇宙をテクストに密着して浮き彫りにする,グローバルでボーダレスの時代に甦るゲーテのポエジー。
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ラフカディオ・ハーン

ラフカディオ・ハーン

西川盛雄 編
定価 2,730円 (内消費税 130円)
本書は,ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯とハーン作品に関する学際的研究書である。英米文学,言語学,医学,建築学,比較文学,ユダヤ学など,多岐にわたる分野の専門家がそれぞれの立場から斬新な切り口を提示する。ハーンの生涯と作品を跡付けることにより,我が国の明治以降,今日までの近代化とハーンの異文化理解の諸相を学際的に点検・再考し,ハーンの現在的意味を考察する。ハーンの曾孫の小泉凡氏による講演,執筆者のうち3名と評論家の渡辺京二氏によるシンポジウムの模様も収録している。
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生命・情報・機械

生命・情報・機械

高橋隆雄 編
定価 2,940円 (内消費税 140円)
生命倫理研究とは,現実の諸問題の本質を解明するとともに,問題解決に向けての具体的指針を模索するものである。それには倫理学をその任に堪えうるように鍛え上げることと多くの分野にわたる共同作業が不可欠である。本論集は日常的な共同研究を基礎にして,徹底した討議をへて成った論文集である。「情報」を中心テーマとする本書では,医療情報や遺伝子情報をめぐる倫理的諸問題はもとより,情報環境と人間,機械と生命との根本的関係や人間の尊厳のあり方の考察を通じて,生命と情報に関する本質的な問題が論じられている。「遺伝子」...
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中世末南ネーデルラント経済の軌跡

中世末南ネーデルラント経済の軌跡

エーリック・アールツ/藤井美男 監訳
定価 1,575円 (内消費税 75円)
レウヴェン大学E.アールツ教授による連続講演会の邦訳集。中世初期から後期にかけてヨーロッパのビールとワインの嗜好変化をたどり,ホップビールの流行とワイン消費の減退,セルヴォワーズ(エール)の遍在を検証することで,飲料の価格動向の重要性を示す。次に,資本主義揺籃の地ブリュッヘとアントウェルペンに焦点を当て,ヨーロッパ金融市場の変遷を説く。前者はイタリアの為替技術を伝承しそれを西欧全域に伝播する役割を果たしたが,そこから重心移動した後者の金融市場では手形の裏書など新技術を切り開いたことを強調する。さ...
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