中・近世西欧における社会統合の諸相

著者名
田北廣道 編
価格
定価 8,610円 (内消費税 410円)
ISBN
978-4-87378-619-3
仕様
A5判 上製 496頁 C3022
発行年
2000年2月

内容紹介

 本論文集は,中・近世西欧において社会諸層がそれぞれの属する共同体や領主制の枠組みを越え多様な回路で取 結ぶ複合的な関係を,「社会統合」のキーワードのもと,「都市・農村関係」,「領主制」,「生産・流通」,「権力構造」の4側面につき実証的に読み解くことを狙いとしている。 

目次

            第1部 都市・農村関係と社会統合
 1. 中世前期バルト海南岸における交易と定住ネットワーク.....................(市原宏一)
   ――北西スラヴ社会における交易地の意義について  
 2. 9世紀末プリュム修道院領の在地性と広域性....................................(森本芳樹)
   ――所領明細帳第24章の分析を中心に  
 3. 工業化初期の企業展開と地域的な社会統合.......................................(丸田嘉範)
   ――18世紀のクレーフェルトとその周辺地域  
            第2部 領主制と社会統合
 
1. 統合装置としてのカロリング期大所領.............................................(丹下 栄)
   ――所領明細帳の所見から  
 2. 12・13世紀修道院領における森林係争.............................................(舟橋倫子)
   ――オルヴァル修道院(シトー会)・フロレフ修道院(プレモントレ会)の場合  
 3. 近世北東ボヘミアにおける手工業と領主制.......................................(碓井 仁)
   ――18世紀中葉シュタルケンバッハ所領の事例に即して  
             第3部 生産・流通と社会統合
 1. 8-10世紀北イタリアにおける流通構造と地域統合..............................(城戸照子)
   ――修道院経済との関係  
 2. 15世紀フランデレンの穀物流通とその構造.......................................(奥西孝至)
 3. 中世後期ケルン空間における「市場」統合と制度..............................(田北廣道)
   ――15世紀ケルン・ノイス間のシュターペル抗争を素材として  
            第4部 権力構造と社会統合
 
1. メロヴィング朝期ル・マン地方の土地変動と司教管区........................(佐藤彰一)
   ――司教ベルトラムヌスの遺言状(616年)を中心に  
 2. 中世後期フランス都市行・財政制度の特質....................................(花田洋一郎)
   ――シャンパーニュ諸都市の場合  
 3. 14―15世紀ブリュッセルにおける権力構造の再編..............................(藤井美男)
   ――毛織物ギルドとナシオンの統合をめぐって  
 4. 14―16世紀の巡礼路都市アストルガの兄弟団....................................(関 哲行)
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